野々市市スポーツ少年団 リーダー研修会の講師をやって気づいた「3つのこと」

スポ少の講師という貴重な機会

先日、野々市市スポーツ少年団の「リーダー研修会」が開催されました。その講師として、野々市市スポーツ協会の野々市市スポーツ少年団から正式にご依頼をいただきました。


今回は、「地域スポーツ少年団の研修会講師」という貴重な体験から感じたことを書きていきたいと思います!


なかなか体験できない、貴重な機会!
講師という外部の立場から見えてきたものを紹介します。

令和7年1月11日「野々市スポーツ少年団リーダー研修会」集合写真

結論:研修会の講師をやってみて気づいた3つのこと

結論:

・子供たちにビジョンを示すこと!


・できるorできない 50:50の課題設定で全てがきまる!


・30名以上の集団指導では、聞く⇔実践 のメリハリを!

野々市のスポ少リーダーたちの印象


今回は、次年度のリーダーということで、野々市市スポ少の5年生の次世代リーダーたちに対して指導させていただきました。50名近くの大人数でした!

令和6年度野々市スポーツ少年団リーダー研修会にて、子供達に運動指導する大久保先生


野々市スポーツ少年団、次世代のリーダーたち、

・運動能力が高い

・スイッチが切り替わった時の集中力が高い

という印象を受けました!


今回の研修会で、「走り方」の基本をお伝えしました。この「走りのフォーム」、何も教わっていない子は、感覚でダッシュをがんばってしまい、かかとがついたべたべたとした走りの子が多くなりがちです。今回の参加者のフォームを観察すると、最初から親指の付け根の「母指球」で走れている子が多く、身体能力の高さを感じました。


今回の参加者にあたる、小学生高学年期の今!ちょうど「即座の習得」が発現するゴールデンエイジ期!正しいやり方で伸ばせば、さらにレベルアップできるポテンシャルを感じました。


研修会では、少しレベルの高いことも実施!ただ話を聞くときには集中力がなかった男子も、チャレンジするフェーズの時は切り替わって集中し、力を発揮できていました。


全体的に向上心が高く、チャレンジ志向の高い子が多い印象。この子たちを直接指導して感じた。3つのことを、順番に書いていこうと思います。

①ビジョンを示すこと!

感じたこと一つ目は、「ビジョンを示す!」です。

子供たちを引き付けるには、

・なぜ、このトレーニングが必要なのか

・このトレーニングをするとどうなるのか


この2つのことを繰り返し伝えることの大切さを改めて感じました!

スポーツ少年団はもちろん、チャンピオンスポーツでの練習は、「反復」「単調」「きつい」ものも多いです。そのトレーニングを正しく繰り返すことが、勝利につながります。その時に力になるのが、ビジョンです!

なぜ → 競技のどの場面に、どう活きるのか!

どうなるか → 能力を高めたらどうなれるのか。理想の未来!

上のことをしっかり伝え続けることが大切です。
今回の研修会でも、「単調に動きの説明をしている時」は子供たちの表情や集中力が今一つだった気がします。しかし、「なぜするか」「どうなるか」を伝えたとたん、子供たちの表情が変わり、一気にスイッチが入り集中力がたかまった印象です!


この「なぜするか」「そうなるか」の声かけは、それほど子供たちを動かすパワーになるのです!


そして、とても大事なこと、

それは、、、


繰り返し、何回も伝える!


ということです。

指導者は、つい普段の練習で忘れがちになると思います。
私もそうです……
目の前の、技術ややり方にばかり目が向きがちです。声かけも、その技術中心のものになりがちではないかと感じます。大事なのは、「なぜ」「未来」を伝えること。これが子供たちにパワーを与えると、改めて感じさせられました。

できるorできない 50:50の課題設定

参加した子供たちを見ていると、運動プログラムの初級レベルの時と、中、上級レベルの時は、明らかに表情と意欲が違います!できるかできないかのちょどいい塩梅のレベルに挑戦するときは、前のめりなくらい、自発的に取り組んでいます!


指導者として、このちょうどいいレベルを出し続けること、それが大事な力量だと改めて感じました!


そのために大切なことは、子供たちを観察すること。

・どれくらいのレベルが最適か

・何に興味を持つのか

・得意と課題は何か


この3つをしっかり見極めることが求められます。

30名以上の集団指導では、聞く⇔実践 のメリハリを!

今回の研修会で、反省点が一つあります…

運動指導者がしてはいけないこと、それは……

「子供たちが運動を実践している時に、話を聞かせようとする」

です…

子供は一度体を動かしてしまうと、そちらに注意が向いてしまい、指導者の言葉が入ってきづらくなります。特に男の子にその傾向が強い!こうなってしまうと、正しい技術ポイントを伝えられなくなります。


特に、今回の研修会のような、30名を超える大人数の時は、子供の声や音もかなり大きくなります!ガヤガヤ!としている会場となります。そんな中、指導者がいくら声を張り上げても、ただのノイズになってしまいます…



どうすればよいか!それは、

子供たちの
動きを一度止めさせ「聞くモード」にさせる

これが最適!

一度座られる
も、そのために大変有効!


今回の研修会で、反省とともに、その大切さを再確認しました!

まとめ

野々市市スポーツ少年団 リーダー研修会の講師をやってみて気づいた3つのこと

まとめ:
・子供たちにビジョンを示すこと!


・できるorできない 50:50の課題設定で全てがきまる!


・30名以上の集団指導では、聞く⇔実践 のメリハリを!


現場で改めて強く感じました!

子供運動指導に携わる方、親御様の参考に少しでもなれば、幸いです!


このように、私、大久保は「子供たちを伸ばす指導方法」について取り組んでいます。日々、勉強・実践・反省です!一人でも多くの子供を伸ばすため、さらに指導法に磨きをかけます!


そんな大久保先生が直接指導するのが、体操教室「大久保先生のスポーツレベルアップアカデミー」です。

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